横浜アートプラットフォーム「急な坂スタジオ」(横浜市西区老松町、TEL 045-250-5388)で12月18日、トークイベント「チェルフィッチュの世界的超感染力」が開催される。
イベントは、同スタジオ企画の「マンスリーアートカフェ」の第1回目。企画は、同スタジオを活動拠点とするレジデント・アーティストを中心に、ゲスト・スピーカーを招いて「舞台芸術界のアップデートな話題」について語るもので、今回は、レジデント・アーティストの岡田利規さん(チェルフィッチュ主宰)の作品「三月の5日間」が来年のクンステン・フェスティバル(ベルギー)に招待されたことを受け、同フェスのクリストフ・スラフマイルダー芸術監督をゲストに招き、同作品や舞台芸術の世界的な現象、現在新国立劇場で公演中の岡田さんの新作「エンジョイ」に描かれる日本と世界の若者の姿について語る。
岡田さんは、横浜を拠点に活動する劇作家・演出家。1997年にソロ・ユニット「チェルフィッチュ」を立ち上げ、2004年発表の「三月の5日間」で第49回岸田戯曲賞を受賞、2005年9月には横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞した。来年岡田さんが参加するクンステン・フェスティバルは、現代芸術界のアンテナ・フェスティバルと呼ばれ若手アーティストの発掘の場として知られており、日本からの招待は10年ぶりだという。
イベントの開始は19時。会場では、ゲストの出身国にちなみベルギー産ビールなどのドリンクメニューも用意される。入場料=1,000円。参加には同スタジオのホームページより事前予約が必要。今後トークを主軸としたカフェスタイルのイベントを毎月開催していく予定だという。