みなとみらい地区のクリスマスの風物詩「オフィルビルの全館点灯」が今年も実施される。
「全館点灯」は、みなとみらい地区の施設で構成する「みなとみらい21プロモーション協議会」が街の魅力づくりのひとつとして開催しているもので、同地区のオフィスビルが協力し、みなとみらい全体を一つのイルミネーションに見立てるイベント。10年目を迎えた今年は「TOWERS Milight(タワーズミライト)」の愛称で実施する。
イベントは、1997年に7~8棟のオフィスビルの協力により「全館点灯」として開始。毎年7月頃に実施概要を決定、9月には各ビルのオーナーや管理会社へ依頼し、10月頃から参加施設内で張り紙や回覧で「全館点灯開催」の周知が行われるという。事務局担当者によると「以前は各ビルの警備・電気関係の担当者が遠方からビルを見て、点灯していない部屋を確認し、トランシーバーで連絡して該当部屋のブラインドを上げるなど人海戦術で点灯率を上げる徹底がなされていたこともあった」。
今年の参加ビルは、横浜ランドマークタワー、クイーンズスクエア横浜(クイーンズタワーA・B・C棟)、富士ソフトビル、県民共済プラザビル、日石横浜ビル、横浜銀行本店ビル、三菱重工横浜ビル、リーフみなとみらい、横浜メディアタワー、みなとみらいビジネススクエア、パシフィコ横浜会議センターの全13棟。電気代はそれぞれのビル、オフィステナントが負担する。今後の開催について同担当者は「街の知名度を上げるイベントとしては唯一無二で、街に付加価値をつけていることは確か。社会情勢もあるが、事務局としては可能な限り継続していきたい」と話している。
実施期間は12月23日~25日。点灯時間は16時15分~21時30分。問い合わせは同事務局(TEL 045-682-4404)まで。