横浜マリンタワーと氷川丸を運営する「氷川丸マリンタワー」(横浜市中区山下町)は12月25日、横浜港のシンボルとして親しまれてきた両施設の営業を終了する。
両施設では「45年間ありがとうキャンペーン」として、入場料を通常の半額とし、先着100名に記念グッズをプレゼントするほか、「回顧録展」として氷川丸とマリンタワーの歴史をパネルで紹介している。
氷川丸では11時より桟橋入口ボードウォーク上で、「氷川丸ボードウォークライブ」として8組のバンドによる音楽演奏がおこなわれる。18時30分には、周辺地元への「感謝」と「お別れ」の意味を込め、長音三声の汽笛を鳴らす。
両施設の営業終了後、マリンタワーは横浜市が、2009年の開港150周年に向けて横浜のシンボルとして再生する。市では、「マリンタワー再生事業」として、タワーと用地の取得、耐震補強や改修、活用方法に関する調査などに、今年度15億6,885万円を予算化して再生に取り組んでおり、3月下旬までに公募により民間の再生事業者を決定する。再公開は2009年春の予定。
氷川丸は、「氷川丸マリンタワー」の筆頭株主の日本郵船に譲渡され、保存される見通しだが、再公開の詳細は決まっておらず、今年末までに運営方法を決定する予定。