横浜市交通局は、2007年3月18日より横浜市営地下鉄と市営バスの一部で、共通ICカード乗車券「PASMO」のサービスを開始すると発表した。
「PASMO」は、1枚のICカードで、関東地域の各交通機関を乗り継げる「首都圏ICカード相互利用サービス」として、首都圏のほとんどの地下鉄、私鉄、バスで使用できる共通カードで、JR東日本の「Suica」との相互利用が可能となる。3月の段階で、55の鉄道・バス事業者がサービスを開始し、4月以降に47の事業者が参加する。カードの残金が設定金額を下回った場合、自動改札機で入場する際に設定した金額を自動的にチャージする機能を備えるほか、Suica加盟店、PASMO加盟店、自動販売機などで電子マネーとして利用できる。「PASMO」の発売金額は1,000円~20,000円。
市営地下鉄では、全駅で「PASMO」を発売し、 市営バスでは、鉄道駅と接続の多い浅間町営業所のバスで運用を開始し、2008年度からは、全路線で利用が可能になる。横浜市交通局の「PASMO」導入に於ける事業費は、市営地下鉄が約37億円、市営バスが約10億円となる見込み。