ヨコハマ映画祭実行委員会(TEL 045-751-0480)は、映画ファンが主催する映画祭として知られる「ヨコハマ映画祭」の開催に先駆け、2006年度の日本映画ベストテンと各個人賞を決定した。
今回グランプリに輝いた作品は西川美和監督の「ゆれる」。同作品は、作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞の4冠を獲得した。2位は李相日監督作品「フラガール」、3位は中島哲也監督作品「嫌われ松子の一生」。審査員特別賞には、白塗りの伝説的な娼婦「ハマのメリーさん」のドキュメンタリー映画「ヨコハマメリー」が選出され、同作品の中村高寛監督は新人監督賞を受賞した。
2月4日11時より、関内ホール(横浜市中区住吉町4)で表彰式と上映会が開催される。当日は「フラガール」「ヨコハマメリー」「ゆれる」の3作品を上映するほか、賞に輝いた映画人らを招き個人賞表彰式も開催。入場料は2,800円(前売り2,500円)。
同映画祭は、映画人と映画ファンの出逢いの広場として映画ファンが自主運営する映画祭。1980年に映画好きの3人のサラリーマンが手作り開催したのが始まり。今年で28回目を迎え、横浜の冬の風物詩として知られている。