新聞博物館で「報道写真展」-2006年のニュース写真を展示

東京写真記者協会賞の受賞作(写真=連作の1点。仲の良さが刻印されている遺品となった携帯の着信履歴)

東京写真記者協会賞の受賞作(写真=連作の1点。仲の良さが刻印されている遺品となった携帯の着信履歴)

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 日本新聞博物館(横浜市中区日本大通、TEL 045-661-2040)で現在、「2006年報道写真展」が開催されている。

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 同展は、東京で取材を行う新聞・通信・放送36社(会員数=670人)が加盟する東京写真記者協会の写真記者が2006年の1年間で撮影した報道写真を展示することで同年を振り返る内容。

 展示作品は、就任後初の鑑定での記者会見に臨む安部首相の写真や高校野球で活躍した早稲田実業高校の斉藤投手が流れる汗をぬぐう場面の写真などのほか、同協会の選定する「東京写真記者協会賞」を受賞した、読売新聞の尾崎孝記者が、JR福知山線脱線事故の遺族を訪ね、遺品となった携帯電話と犠牲者の方が生前に発信した記録の残る携帯電話を撮影した写真(=写真参照)、同「スポーツ部門賞」を受賞した、時事通信社の「松井秀、痛恨の骨折」の5枚組写真など約230点。また、神奈川県に関連する写真として「中田市長再選」や「箱根のボジョレー・ヌーボー温泉」の写真が展示されている。

 2月11日には、東京写真記者協会賞を受賞した読売新聞の尾崎記者を講師に迎え講演会を開催。事故取材時のエピソードなどを語るとともに、聴講者とともに事故を風化させないための意見交換も行うという。開催は14時から。聴講無料。定員100人(先着順)。申込みは日本新聞博物館「写真記者講演会」係(shashin@newspark.or.jp)まで。

 また、1月7日から28日まで、同館1階の情文プラザで、全国の元日付紙面約100紙を展示する「2007年元旦号紙面展」も開催。同展では、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界30カ国の新年号も展示する。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日の場合は次の平日)。入場料は大人=500円ほか。「元旦号紙面展」は入場無料。2月7日まで。

日本新聞博物館

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