コンビニチェーンを展開する「スリーエフ」(横浜市中区日本大通)は1月22日より、2007年のバレンタインデー向けにフランスの人気ショコラショップ「カカオ・エ・ショコラ」がプロデュースしたチョコレートブランド「PIERRE PATIN(ピエール・パティン)」の独占販売を開始する。
「パティン」は、1770年フランスで創業したチョコレートメーカーで、現在はカカオ・エ・ショコラの所属する企業グループが同ブランドの商標権を持つ。今回、日本向けに「カカオ・エ・ショコラ」のショコラティエ(チョコレート職人)が企画・監修に携わり、「クオリティーの高いチョコレート」をコンセプトに復活させた同ブランドの製品を、同社が数量限定、期間限定で空輸して販売する。
同ブランド導入により、百貨店や専門ショップの高級チョコレートに興味を持つ顧客に「敷居の高さを感じることなく手軽に、専門店のチョコレートを購入してもらう」(同社担当者)のが狙い。大量生産できないため、首都圏をメーンに657店という同社チェーン店舗の展開規模が導入に当たっての決め手だったという。
商品ラインアップは、「ボンボンショコラ」(4個=893円、8個=1,580円)、岩塩の粒が丸ごと入った「板チョコ 塩ミルク」(735円)、「板チョコ 100%カカオ」(735円)、カカオ豆が丸ごと入った「粒チョコ カカオ」(840円)、「粒チョコ オレンジ」(840円)の6種類。同社企画担当者によると、期間・数量限定で展開するため、「定番の味」ではなく「驚きのある味」のをメーンに揃え、百貨店などの高級チョコレートショップで販売されているものと同等のグレードの商品と比較して「値打ち感のある価格」(同社)を目指して企画したという。
同担当者は「最近は男性が自分のためにチョコレートを購入するなど、購買層が広がり、チョコレートの消費文化が変化している。『塩ミルク』のように日本では成り立ちにくい味がフランスでは受け入れられていることも紹介したい」と話している。
同商品は、同社チェーンの全店舗で展開。販売は2月14日まで。