日産自動車(カルロス ゴーン社長)は1月13日、みなとみらい21地区66街区の新本社屋建設計画地(横浜市西区高島町1)で、起工式を行った。
新本社屋は、地上22階、地下2階、高さ99メートル、床面積は80,000平方メートルで、世界本社、日本事業関連の主要機能を移転する。1階には、最新の市販車などの展示や、企業の情報発信や専用グッズの販売を行うショールームを設置する。2階部分には、横浜駅からみなとみらい21地区を繋ぐペデストリアン・デッキ(歩行者専用デッキ)が貫通し、一般の通勤、通学などに利用できる。
同社屋は、環境面ではCO2排出量の削減や省エネルギー化などに取り組み、CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)は、Sクラスを実現する予定という。設計は、建築家の谷口吉生氏(谷口建築設計研究所)と竹中工務店、施工会社は清水建設。新本社は、横浜が開港150周年となる2009年の10月までに移転し、従業員約2,500人が勤務する予定。
起工式でゴーン社長は、「新本社を日産がグローバル企業として更なる成長を持続するための『グローバル本社』と位置づけます。この本社が、発祥地横浜そして神奈川の地域一体となって、成長できることを願って止みません」と語った。
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