横浜未来演劇人シアターは2月8日から13日まで、第1弾公演として「ぬけがら」(作=佃典彦、演出=寺十吾、出演=岩本幸子、小林正和ほか)を相鉄本多劇場(横浜市西区南幸2)で行う。
横浜未来演劇人シアターは、横浜からプロを目指す新進舞台芸術家を育成するとともに、人材と作品を横浜から世界に向けて発信して行くことを目指し、横浜市開港150周年・創造都市事業本部との共催で発足。実行委員には、演劇、舞台芸術や文化関係者ばかりでなく地元経済人も参加している。
第1弾公演となる同作品は第50回岸田國士戯曲賞受賞作で、文学座のアトリエ公演のために書き下ろされたもの。ある晩、息子の前に突然現れた父親が脱皮を繰り返し、「ぬけがら」を脱いでは若返っていくストーリー。これまで知ることのなかった父親の姿に、息子は自らの人生を考える内容となっている。
製作総指揮の大西一郎さんは「全国、海外も視野に入れて横浜に若手演劇人の登竜門となる場をつくりたい。作品を作る過程を通じて舞台芸術家としての仕事の考え方や技術を習得し、人材を育成していきたい」と話している。
公演は、2月8日・9日が19時30分から、10日・11日が14時と19時から、12日が14時からの全7公演。料金は、前売り=2,000円、当日=2,500円。