国際的ビデオコンテスト「第29回東京ビデオフェスティバル(TVF2007)」の発表・表彰式が3月3日、パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で開催される。主催は日本ビクター(横浜市神奈川区)。
「TVF」は1978年にスタートした市民映像祭で、表彰式はこれまで東京で行われてきたが、今年は横浜市の誘致により同地で開催することになった。同市によると、主催の日本ビクター本社が同市内にあることと、「映像による文化交流」「ビデオによる映像表現の可能性の追求」といった同フェスのコンセプトが、同市の掲げる「映像文化都市づくり」にマッチしていることなどが誘致の理由。同フェス開催で映像クリエーターが集い、同市の今後のコンテンツ産業振興につなげる狙いもあるという。日本ビクター担当者は「本社のある横浜で文化的事業を開催できることは光栄」とコメントしている。
発表・表彰式では1月に決定した「優秀作品賞」31作品の中から「ビデオ大賞」「日本ビクター大賞」の2作品を発表するほか、映画作家の大林宣彦さんをはじめとする7人の審査委員によるトークフォーラムなどが行う。
日本ビクターによると「今回の入賞は若い世代の監督の作品が多く、新しい才能の開花を感じさせる結果となっている」という。開催時間は10時30分~17時。入場無料。