横浜高速鉄道のみなとみらい線開業3周年を記念した特撮CG映画が完成し、3月4日に上映会が開催される。
タイトルは「みらい鉄道 横風」。映画は、西暦2059年、みなとみらい駅の地下300メートルに「みらい鉄道株式会社」という架空の会社がある設定で、この会社の「横風(よこかぜ)」という車両が、みなとみらいを侵略しようとする謎の侵略者と戦い、同地区を守るというSFCGムービー。
映画を企画・製作したワザモノ・グラフィックスの小谷佳晃代表は、鉄道模型の「カツミ」に勤務後、現在はデザイナーとして独立し「横浜鉄道模型フェスタ」のイベントプロデュースなどを手がけており、半年以上前からMM地区を舞台とした特撮映画を製作したいと構想を温めていたという。
製作に当たり、「横風」はカツミの協力で鉄道模型の図面をもとにデザインを行い、コックピットはトミーテックの協力を得て鉄道模型用コントローラーをCG化するなど、小谷さんならではの人脈を活かした映像となっている。「『懲悪もの』という単純明快なストーリーに加え、鉄道ファンにも楽しんでもらえる映像となった」(小谷さん)。
製作には横浜高速鉄道も撮影に全面協力し、駅構内のほか、同社の実在の社員も出演している。映画の見所について小谷さんは「横風と侵略者のバトルシーン。『ガンダム』や『宇宙戦艦ヤマト』の世代に楽しんでもらえると思う」と話している。また、映画に出演した横浜高速鉄道の広報担当者は「視線の方向など、CGの部分を想像するのが難しかった」とも。上映時間は15分。
上映会の開催場所は、みなとみらい駅みらいチューブ(横浜市西区みなとみらい2)。上映開始時間は14時40分~(1回目)、18時20分~(2回目)。