国際舞台芸術交流センター(東京都大田区)は3月15日より18日までの4日間、BankART NYK(横浜市中区海岸通3、TEL 045-663-4677)で「国際芸術カーニバル(通称=PARC)」を開催する。
同センターは、フェスティバルなどの開催を通じたアジア太平洋地域の舞台芸術交流の促進と、海外と日本、首都圏と地方、芸術家と地方自治体や教育機関を結ぶ取り組みを行っており、PARCの開催は4回目を迎える。事務局によると、継続的な活動により年々規模も拡大しており、公演作品の1つ「マッドネスインロシア」は、日露の交流事業の中から生まれたものだという。
横浜では、10団体が5分ずつのパフォーマンスを行う「舞踏マラソン」(15日19時~)を皮切りに、海外から招聘(しょうへい)する3つのカンパニーの公演を中心とした舞踏グループや個人舞踏家が計7公演を行う。参加団体はDEREVO(ロシア・ドイツ)、ファジー・アルエディー・トリオ(イラク・フランス)、金沢舞踏館(日本)など。
同事務局の広報担当・黒田さんは「地方にもアート系のNPOが生まれており、舞踏の上演機会が増えている。一般の人に安価に鑑賞の場を提供することで、舞踏が日常の中に入り込んでいってほしい」と話している。