ベロタクシーヨコハマ(平松博模代表、横浜市中区本町6、TEL 045-228-3380)は、3月21日から3輪の屋根付き自転車を使った「ベロタクシー」の運行を横浜市のみなとみらい、関内エリアを中心に運行を開始する。
ベイウォーターからマリノスタウン、ワールドポーターズ、横浜スタジアム、山下公園などをカバーし、元町商店街までが運行エリアとなる。狭い道も走ることができ、CO2を排出しない「地球に優しい乗り物」として、新たな交通手段を提案する。運行開始初日となる21日には、BankART 1929 Yokohamaでオープニングイベントを行い、100人限定で初乗り乗車無料券を配布する。
ベロタクシーの「VELO(ベロ)」はラテン語で「自転車」の意味。1997年にドイツで生まれ、日本では2002年に京都市で初めて運行された。その後東京・渋谷を始め、仙台市や大阪市、福岡市、那覇市など全国各地で運行されており、21日には滋賀県彦根市でも運行を始める。
料金は初乗り300円。あらかじめ設定したポイントを通過するごとに100円ずつ加算される。桜木町駅からワールドポーターズを経由し、赤レンガ倉庫まで乗車すると初乗り300円に中継ポイント3カ所通過分の300円が加算され、合計600円。従来のタクシーと異なり、1人ずつの料金となる。
ベロタクシーを運行するNPO法人ベイ・ウインド・環境ヨコハマ推進協議会設立準備室の平松代表は「みなとみらいを中心とする横浜臨海地区は生活者と観光客が混在するベロにとって恵まれた街。地球、環境、福祉など、さまざまな側面を持ったベロを横浜から日本中、世界中に発信していきたい」と意気込む。
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