国宝・彦根城築城400年祭実行委員会(滋賀県彦根市)は4月21日、横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で「開国カンファレンス ~開国の『決断』 直弼(なおすけ)の一期一会~」を開催する。
同カンファレンスは、横浜開港につながる「日米修好通商条約」締結の英断を下した井伊直弼の功績を顕彰し、横浜の開港と日本の開国などについての基調講演やパネルディスカッションを行うもの。カンファレンスは2009年に開港150周年を迎える横浜市と、今年が彦根城築城400年となる彦根市で開催され、今回は「横浜ステージ」になる。
横浜ステージでは、中田宏横浜市長、彦根市長が冒頭に挨拶を行い、ジャーナリスト・田原総一郎さんが基調講演「開国 横浜と彦根」を行った後、作家・八幡和郎さん、横浜開港資料館・西川武臣さん、彦根城博物館・渡辺恒一さんによるパネルディスカッション「井伊直弼と開国・開港横濱」を開催する。開催は13時30分~16時15分。定員は400人で、資料代200円が必要。申し込みは同委員会へ(TEL 0749-30-6142、10時~16時)。
井伊直弼は、条約締結時の徳川幕府大老で彦根藩第13代藩主。井伊掃部頭(かもんのかみ)直弼の名にちなんだ掃部山(かもんやま)公園(西区紅葉ケ丘)には、台座も含めて11メートルの銅像が横浜港を見つめるように建立されている。