2年後の2009年に開港150年を迎える横浜で、市民有志が発起人となって「横浜開港150周年を楽しむ会」が発足した。
同会は1859年の開港以来、経済、文化両面の交流起点として日本の発展に大きく寄与してきた横浜を、さまざまなイベントを通じて歴史を振り返りながら楽しく学ぼうというもの。
発起人は相澤雅雄さん(郷土史家)、岩崎忠雄さん(西区文化協会会)、京谷泰弘さん(元FM横浜副社長)、小玉敏子さん(捜真学院理事長)、杉島和三郎さん(中区民協代表委員)、布施勉さん(元横浜市立大学副学長)、松尾道彦さん(日本海事財団会長)の7名(5月8日現在)。
イベントの第一弾として、横浜開港資料館調査研究委員が講師を務める連続講座「横浜開港とインフラ整備―開港場と周辺地域の幕末・明治」を横浜市中央図書館(西区老松町1)で開催する。1回目は5月12日、西川武臣さんによる「鉄道開通と初代横浜駅」。2回目は5月26日、松本洋幸さんによる「開港場を支えた川と舟運」。3回目は平野正裕さんによる「水道の整備と下肥処理」。いずれも14時から16時まで。定員180名(先着)。受講料は各回500円。申込方法はホームページで。
発起人代表の京谷泰弘さんは、「開港150周年の横浜の歴史を広く多くの市民に知ってもらい、開港150周年を多くの市民で楽しみ、盛り上げていきたい」と話している。
同会では今後も様々な博物館や資料館の研究員、学芸員に依頼して連続講座を開く他、参加者も交えて新しいイベントを企画する予定。