ドイツ・ハンブルグ市は5月11日に行われる世界最大のみなとまつり「第818回・ハンブルグ開港祭」に伴い、市内の港湾再開発地区に新設する道路を「横浜ストリート」と命名し、中田宏横浜市長を招待して命名記念式典を開催する。
横浜港とハンブルグ港は1992年から姉妹港として提携。今回は両市の友好関係ならびにドイツと日本の交流をさらに深めようと、在ハンブルグ日本国総領事館の石原忠勝総領事が今年3月に横浜市役所を訪れ、中田市長に開港祭への出席を要請。「横浜ストリート」の命名についても意向を伝えていた。
中田市長は5月10日に命名記念式典、11日に開港祭に出席。ハンブルグ訪問前の5月9日には「ユーロシティ」の会長都市フランス・リヨン市を訪れ、アジア太平洋地域の都市問題の解決に取り組む組織「アジア太平洋都市間協力ネットワーク(シティネット)」の会長として、ユーロシティとの協力覚書を締結する調印式に出席した。
シティネットは1987年設立、アジア太平洋地域の都市問題の解決・改善に向け、都市間の相互理解と連携のための活動を行っている非営利の国際組織で、現在69都市・38団体が加盟している。横浜市は、シティネットの会長都市及び事務局設置都市。ユーロシティは、1986年設立、132の会員都市から構成されるヨーロッパの主要都市間ネットワーク。2006年11月には、シティネットとの間で、ネットワーク同士の連携を推進することで合意がなされた。