横浜市が開港150周年記念映画をWeb公開-芸大大学院が制作

映画「たまくすと犬と男」撮影現場(山下公園)

映画「たまくすと犬と男」撮影現場(山下公園)

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 横浜市市民活力推進局(TEL 045-671-3742)は、開港150周年を記念して制作した、横浜の歴史をたどる短編映画「たまくすと犬と男」をWeb上で公開した。

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 同作品は、2005年4月に横浜・馬車道に開校した東京藝術大学大学院の堀越研究室(映像研究科)へ横浜市が働きかけを行い、同研究室と横浜市との初めての協働制作が実現したもの。

 物語はぺリー一行とともに来日した画家・ハイネ作の「ペリー横浜上陸図」に描れている犬の子孫ジローと、横浜開港資料館の中庭にある大木「玉楠(たまくす)が」、関東大震災、横浜大空襲などで壊滅的な状況に遭いながらも、発展してきた横浜の歴史を語るファンタジー・ドキュメンタリー作品。中華街、元町百段公園、山下公園などで撮影されたほか、開港資料館の貴重な資料や神奈川ニュースなどの映像も使われている。監督は青山真治さんなどの助監督を務めた大田和志さん、撮影は「ユリイカ」などで知られるたむらまさきさん。

 横浜市市民活力推進局の海道さんは「横浜は順風満帆に発展してきたわけではありません。文字で読むよりインパクトがあり、訴える力があると思い、映像という形で横浜の歴史を表現しました。150周年を機会に、この映画からあらためて横浜という街をかみしめてもらいたい。」と話す。

横浜開港150周年Web広報用短編映画(横浜市市民活力推進局広報課)

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