神奈川新聞社(横浜市中区太田町2)とミツエーリンクス(東京都新宿区)は、共同出資により合同会社メディアジャムを(中区太田町2)を設立し、5月16日にニュース アグリゲーション サイト「mediajam(メディアジャム)」をプレオープンした。
同サイトは、優良なニュースメディアと、効率的に情報収集を行いたい利用者とのマッチングをおこなうWEBサイト。ニュースサイトなどを自動巡回して見出しや記事を収集し、独自の「タグ」によって分類することで、利用者にとって効率的で多面的な情報獲得を支援する。
プレオープンの時点で、67のニュースサイトを巡回し、独自の文章解析とタグ辞書によって記事に「タグ」を付け、社会、国際、経済、政治、スポーツ、文化・芸能、科学・技術、暮らし・話題の8つのカテゴリーに分類して表示する。「タグ」ごとにRSSフィードを提供し、関心があるキーワードに関連するニュースの更新情報をまとめて取得することができる。タグは現在2万語で、日々増えていく仕組みになっている。
また、ユーザーは会員登録することにより、収集された「話題」に対して、サイト上でコメントが投稿できる。
サイトの運営をする新会社は、情報と情報、情報と人、人と人の交流を促すことで「多様な価値観が尊重されるhappyな社会」の実現に役立つウェブサービスの企画・開発・運営を行うことを目的に今年2月に設立された。
同社の松澤雄一さん(業務執行責任者)は「今回は第一段階。今後もネット上の情報を利用者が収集しやすくすることを重視し、サービスを拡充していきたい」と話す。また、技術面を担当する藤田拓さん(同)は「テキストは変幻自在かつ柔軟性を持った極上のミーム。今後もこのサイトでSemanticを彼方に見て、Web技術によるテキスト情報の可能性を追求したい」と抱負を語っている。