横浜市水道局は、山梨県・道志の森の清流水を詰めたペットボトル入り飲料水「はまっ子どうし」を6月2日の開港記念日を契機に、開港150周年ラベルに変えて発売する。
同飲料水は、120年前の横浜水道創設の頃から水源水として供給されてきた道志の森の源流水を使った500mlの入り飲料水で、2003年に横浜市が製造。硬度30mg/Lの軟水で、カルシウムやマグネシウムが少ないため、やわらかい水質が特長。
神奈川県内の一部の百貨店、スーパー、コンビニエンスストアーなどで、1本110円で販売しているほか、各種イベントやボランティア活動、浄水場など水道施設の見学者に頒布している。販売による収入の一部は、道志村の民有林を整備する市民ボランティアの活動などを支援する「水のふるさと道志の森基金」に寄付される。
水道局の担当者の善住さんは「今回の新ラベル発売によって、開港150周年のPRやオフィシャルウォーター宣言を行うことにより、『水のおいしい都市、環境行動都市横浜』のシンボルとして横浜のイメージアップやシティセールスに活用したい」と話す。
「はまっ子どうし」は、市民からの公募により200点の応募の中から選ばれたネーミングで、昨年8月からは地震等大規模な災害が発生した後に、内部の飲み物が無料で提供される「災害対応型自動販売機」でも販売されている。発売以来の累計の販売数が約183万本を突破。今年度の販売目標は150万本。国内の近代水道は、横浜が発祥の地で1887年に完成し、今年で120周年を迎える。
水道局では6月中、ケース(24本入り)単位の注文の場合、配送料(200円)を無料とするキャンペーンを行っている。問い合わせは水道局インフォメーションセンター(TEL 045-847-6262)まで。