大さん橋ホール(横浜市中区海岸通1)で6月18日、「風力発電所竣功記念シンポジウム~浜風から横浜の未来を考える~」が開催される。
シンポジウムは、瑞穂ふ頭(横浜市神奈川区)に建設されていた横浜市風力発電所が今年3月に竣功したことを記念して行われるもので、「Y(ヨコハマ)-グリーンパートナー」の活用や「ハマ債風車」の発行などにより市民、事業者、行政の協働で設置された風車の今後のあるべき姿を、パネルディスカッションなどを通して考える。
風車や風力発電機の構造と設計の第一人者である足利工業大学副学長牛山泉教授が、「浜風よ吹け、風車よ回れ!~横浜の市民風車誕生を祝って~」と題して基調講演を行い、市民共同発電所の建設などを取り組むNPO法人「北海道グリーンファンド」鈴木亨事務局長や風力発電導入による騒音などの問題や洋上風力発電に関する研究を行う日本大学生産工学部長井浩准教授、作家の山崎洋子さんを招きパネルディスカッションを行う。開会では中田市長が挨拶を行う予定。
開催時間は13時~17時。入場無料。
横浜市環境創造局は6月15日まで同シンポジウムの参加者募集を行うほか、30日まで風力発電所の愛称を募集してており、応募された中から数点選び、市民投票によって決定する。1次選定作品の中から抽選で「風車の模型」が進呈される。
風力発電装置は高さ118メートルで、発電能力は1,980キロワット。年間発電量は約300万kWh(一般家庭約860世帯の年間電力使用量に相当、CO2は約1,100トンの排出量削減)を見込んでいる。
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