みなとみらい21中央地区で4番目の公園となる「高島中央公園」(横浜市西区みなとみらい)が、7月25日に開園した。
同園は、同地区で「日本丸メモリアルパーク」「臨港パーク」「グランモール公園」についで4番目となり、公募市民により決定した基本構想を基にして「市民の多彩な活動の舞台となる都心のオアシス」をテーマに建設された。高層集合住宅地の建設が相次ぐみなとみらいの居住者のほか就業者、観光客などの利用を見込む。面積は約1.4ヘクタール。横浜市と都市再生機構により計画され、サカタのタネ(横浜市都筑区仲町台)が施工した。建設費用は約3億800万円。
約90本の樹木と15種約73,000株の植物が植えられた園内には、複合遊具など4種類の遊具を設置した「ちびっこ広場」や、アキニレで木陰を作り憩いと活動の空間を目的とした「アキニレ広場」のほか「芝生広場」などが設られた。「イベント広場」は細流系の噴水で霧を演出した「ミスト噴水」のほか、地下には容量1,500トンの耐震型循環式地下貯水槽を設置。みなとみらい地区全体で4,500トン(1日1人3リットルの水分が必要として50万人が3日間使用可能)の貯水が可能になった。そのほか、安全性を考え、死角がなく歩道からも入れる完全バリアフリーが特徴。
同公園はみなとみらい21地区の「クイーン軸」「グランモール軸」に並んで歩行者専用遊歩道として都市軸の1つである「キング軸」(国道16号線~臨港パーク)上に位置し、今後軸にそって遊歩道が設置される。
都市再生機構の担当者は「みなとみらい21の顔となるような空間を目指す。公園での活動を通じた文化、情報の発信が行われることをコンセプトに掲げ、さまざまなイベントを開催したい。今後、地域の夏祭りなども行われるようになれば」と話している。