野毛地区再開発で新施設-9月着工予定

「花咲町1丁目地区優良建築物等整備事業」イメージ

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 横浜市住宅供給公社は、8月1日に行った横浜市中区野毛地区活性化の一環「花咲町1丁目地区優良建築物等整備事業」一般競争入札で、馬淵建設(横浜市南区)を落札者に決定した。

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 同事業は、野毛地区花咲町1丁目の老朽化した低層店舗の跡地に、地下1階、地上9階建て52戸の多種多様型住戸を建設するもので、建築、機械、電気を一括して馬淵建設が11億7,915万円で契約した。延床面積は5,444.80平方メートルで、1階には店舗や町内会館、2階にコミュニティの促進を目的とした地域交流の場として地元合同利用施設などを設置。敷地内には歩道状空地を設け、歩行者空間を作るという。今年9月に着工、来年10月竣工予定。分譲事業は不動産開発のノエル(川崎市高津区)が担当する。

 同地区は1928年の区画整理により街並が形成され、古くから港の労働者を支える飲食店街や娯楽施設を中心に栄えたが、2004年のみなとみらい線開通による東急東横線桜木町駅の廃止で、来街者が減少傾向にあった。同事業は市住宅供給公社を中心に、近年の大道芸などのイベント開催による賑わいや、JR桜木町駅から至近距離にあるという立地条件で集合住宅が増加している同地区のさらなる地域活性化や街並みの連続性、地域住民の交流拠点の創設を目指す。

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