横浜市は横浜・みなとみらい地区に隣接する北仲通北地区(A地区)再開発計画に関して、市環境影響評価審査会から環境影響評価書などについて答申を受け、環境の保全の観点からの意見を記載した審査書を作成し、写しの一般縦覧を行っている。
同再開発計画は森ビルと大和地所が所有する約260,000平方メートルの敷地を住宅、ホテル、商業施設に整備するもので、計画地に現存する歴史的建築物「旧帝蚕倉庫」は、倉庫1棟をひき屋移転を行い、事務所棟1棟を現在の位置のまま文化・商業棟として保存・活用する予定。
審査書の主な内容は、大気汚染や騒音、風害などに関する環境への配慮や電波障害の影響が広範囲に及ぶことについての対応、景観関して照明デザイン、音環境などの配慮の必要などが挙げられている。
縦覧は環境創造局をはじめ中区役所、東京都大田区役所など19カ所で、9月13日まで行っている。詳細は同局サイトから。
今後は、事業者によって審査書に対する見解を記載した報告書が市に提出され、本年度中に事業着手に入る予定。