横浜発でプロを目指す演劇人を発掘育成するプロジェクト「横浜未来演劇人シアター」は9月7日~9日、ZAIM(横浜市中区日本大通)で「ハマのメリー」をテーマにした企画公演第2弾を行う。
昨年から始まった同プロジェクトは、演劇界の登竜門としてプロを目指す新進演劇人を発掘し、演出家・寺十吾さんらプロの指導のもと横浜発舞台芸術家を育成するもの。今年6月には若手作家による「ハマのメリー」をテーマにした企画公演第1弾を行った。
2回目となる今回は、なかなか勝てないプロボクサーとデリヘル嬢の恋を描く「アンダー☆グラウンド」(作・演出=岡野正一さん)と、横浜に大地震が起きたという設定で死が身近になったときの人間の弱さを描いた「震度402」(作・演出=嶋崎諭さん)を公演。そのほか、横浜の伝説の娼婦メリーさんが男だとしたらという設定の一人芝居「男メリー」を、脚本=佃典彦さん、演出=寺十吾さんが務める「おまけ」公演も。
これまで都内で活動する劇団「tsumazuki no ishi」に所属していた「アンダー☆グラウンド」の演出・岡野正一さんは「このプロジェクトに参加して1人ではできないことをいろいろチャレンジさせてもらった。趣味思考が全く違う人たちが集い、一つのものを作ることはとても刺激になる」と話す。
各日交互に公演が行われ、7日=18時30分~、8・9日=13時~。チケットは2作品=1,500円、1作品=1,000円。公演スケジュールの詳細は同プロジェクトサイトから。