横浜市芸術文化振興財団はZAIM(横浜市中区日本大通)で9月14日から、国内外のアーティスト15人による展覧会「Yokohama Boogie」を開催する。
同展は、ZAIMに拠点を置き、現代美術アーティストの作品展示やセミナーなどを通して交流や芸術活動を推進する「Hacth Art」が、横浜の持つ歴史的背景と先進性の双方に焦点を当てることをコンセプトに企画したもの。これまで横浜でさまざまなコンテンポラリーアートを紹介しており、今回が3回目の開催となる。キュレーターにはニューヨークを拠点に欧米で活躍するコアン・ジェフ・ヴァイサさんを招き、国内では発表されることの少なかったアーティストや若手の作家を紹介する。
アーティストは、日本でも多数の個展を開催するビデオインスタレーション作家ドミニーク・レッジマンさん(ポーランド)、「あいまいな瞬間」をテーマに映像と写真で表現する水越香重子さん、紙と漆を使用した編物作品などで知られる関次俊雄さんら6カ国から現代美術作家が参加する。
同団体代表のフランシス真悟さんは「横浜は開港を通じてさまざまな海外の文化を取り入れてきた。今回の展覧会では、現代美術を通してかつてのように新たな気づきを付与できればと思う。創造芸術文化の推進を大きな目標にする横浜で、東京では感じることのできない展覧会になるのでは」と話している。
開催は、平日=11時~18時、土曜・日曜=11時~19時まで。入場無料。9月30日まで。