ソフトバンクテレコム(東京都港区)の子会社の、COMEL(東京都港区)は9月18日、みなとみらい駅のホーム上にデジタルサイネージを利用した「街メディア」を設置し、実証実験を始めた。
デジタルサイネージは、ディスプレーにさまざまな情報を表示させていくシステムで、同社は今年3月から福岡市の天神地下街や博多駅を中心に交通機関や商業施設にディスプレー55台を設置し、福岡エリアとソフトバンクホークスを盛り上げる「街メディア」として事業を展開している。
今回の実験実証は、福岡での成功を受け従来の40型から46型にディスプレーのサイズアップを図り、映像と音声によるみなとみらい地域やみなとみらい線の情報、広告を配信し、「みなとみらい地区メディア」を確立しようというもの。
同社はみなとみらい駅への設置に続き、今後は来街者やみなとみらい地区各施設の意見を反映させながら本格展開につなげたい考え。年内にみなとみらい地区に25台のディスプレー設置を目指し、将来は横浜駅前、港北地区でも展開を計画している。
同社の西山明生プロジェクトマネジャーは「サイズアップによりプロモーション効果が上がったこと以外にも、媒体の省スペース化を図り、携帯通信網を使い工事を不要とするなど、場所を選ばずより設置しやすくなった。地区情報のほか、横浜市と連携した防犯・防災情報の配信も検討しており、みなとみらい地区にいらっしゃる皆様に喜んでもらえるメディアを目指す」と話している。