横浜中華街の老舗四川料理「重慶飯店」(横浜市中区山下町)は10月10日、東京・西麻布に新業態店舗「重慶飯店麻布賓館」をオープンする。
「重慶飯店」は1959年の開業以来四川料理の専門店として親しまれ、横浜中華街4店舗のほか、名古屋店と岡山店(大阪店は9月30日に閉店予定)を展開する。新店舗は、面積42坪で、住宅街という立地からこれまでとは異なる「隠れ家的なレストラン」を目指し、「コンテンポラリーシノワーズ」をコンセプトとして従来の宴会対応の円卓ではなく2~4人席を中心に40席を設ける。
メニューは、国産の有機食材を取り入れ健康的でヘルシーな料理を中心に中華素材以外の食材も取り入れた新しいメニューを考案中で、飲み物は紹興酒などのほか、ソムリエが常駐して五大シャトーのワインを用意する。客単価はランチ=7,000円、夜=12,000円。
同店の広報担当者は「東京進出はかねてからの懸案だった。ファッションビルからのテナントオファーもあったが路面店での出店にこだわり、西麻布は社長自らが歩いて探した物件。シャンパンやワイン、中華食材以外の組み合わせなどに挑戦しながら東京での重慶飯店ブランドの定着を目指す」と話している。
9月29日には神戸阪急(兵庫県神戸市)に、麻婆豆腐と担々麺を専門にした新業態店「重慶飯店麻婆豆腐店」のオープンも予定している。