シネマ・ジャック＆ベティ（横浜市中区若葉町、TEL 045-243-9800）で9月29日より、神奈川県内がロケ地となった大杉連さん主演の自主制作映画「棚の隅」が公開される。

　同作品は、制作費500万円という規模にもかかわらず「魅力的な作品には迷わず出る」という大杉連さんが脚本を読んで出演を決めた。テレビ神奈川など独立U6局が制作に参加して今年2月から全国11カ所で上映され、これまで約1万人を動員した。

　監督は1997年に「第2回水戸短編映画祭」グランプリを受賞した門井肇さん。原作は直木賞作家・連城三紀彦さんの小説「棚の隅」で、おもちゃ屋を営む主人公のもとに突然あらわれた元妻とその心の葛藤を描いている。ロケの大半が相模原駅前商店街で撮影された。

　上映は10時30分からの1回。料金は一般＝1,500円、大高生＝1,200円、小中シニア＝1,000円。10月5日まで。

　初日は門井監督と妻役を演じた内田量子さんを招いて舞台挨拶が行われるほか、現在同劇場では、大杉連さんの挨拶も日程を調整中だという。

シネマ・ジャック＆ベティ「棚の隅」公式サイト