シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町、TEL 045-243-9800)で10月20日より、新旧名作中国映画12本を上映する「中国映画祭 in 横浜ジャック&ベティ」が開催される。
同映画祭は、日中国交正常化35周年を記念して、地域格差や環境問題などを抱える中国の生活文化を伝える目的で開催されるもの。
上映作品は、昨年ベネチア国際映画祭でグランプリの金獅子賞を受賞したジャ・ジャンクー監督「長江哀歌」や、モンゴル出身の女性ウーラン・ターナ監督の初長編作品で、中国で最も歴史のある第27回大衆電影百花奨の最優秀作品賞と中国映画史上最年少主演女優賞をチャン・イェン(公開時8歳)が受賞した「幸せの絆」などの新作のほか、チェン・カイコー監督作品「さらば、わが愛 覇王別姫」(1993年)、チャン・イーモウ監督作品「紅いコーリャン」(1987年)など名作といわれる中国映画を多数上映する。
同映画館の梶原俊幸支配人は「中国映画祭は2000年ごろまで当映画館で行っていたもので、今回復活する形で開催することとなった。今後も続けていく予定で、中華街を擁する横浜のみなさんに中国への理解をより深める機会になれば」と話している。
チケットは一般=1,500円(「長江哀歌」のみ一般=1,800円)。11月16日まで。