「ハマのメリー」をテーマに総勢40人のダンス公演「市電うどん」

横浜未来演劇人シアターダンス公演「市電うどん」の出演者ら

横浜未来演劇人シアターダンス公演「市電うどん」の出演者ら

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 演劇人発掘育成プロジェクト「横浜未来演劇人シアター」は横浜みなとみらい特設BaySideコンテナ劇場(横浜市中区新港)で11月2日から4日まで、「ハマのメリー」をテーマにした企画第3弾公演「市電うどん」を行う。演劇祭「第1回横浜フリンジフェスティバル」の一環。

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 昨年から始まった同プロジェクトは、演劇界の登竜門としてプロを目指す新進演劇人を発掘し、演出家・寺十吾さんら演劇界で活躍するプロの指導のもと横浜発舞台芸術家を育成するもの。横浜で娼婦としての生き方を貫いた老女「ハマのメリーさん」を今年度のテーマにしてこれまで2作品を公演した。

 今回は同プロジェクト初のダンス公演で、振り付けと主演のメリーさん役に独特の即興ダンスで知られる石丸だいこさん、WAHAHA本舗の大窪みこえさん、空中パフォーマンスで知られるダンサーの渡邊純子さん、演奏にチェロ奏者・坂本弘道さん、パーカッション奏者・栗木健さんらをゲストに招き、総勢40人以上が出演する。総合演出は寺十吾さん、制作総指揮は大西一郎さんが務める。

 物語は、メリーさんが亡くなる前に見ていたあろう横浜の風景を、1972年まで運行していた路面電車「横浜市電」の車窓からめぐり、メリーさんの人生をたどる懐古ストーリー。

 総合演出寺十吾さんは「毎回異なるコンセプトで新たな試みに挑戦している。今回はダンスに加え、ゲストも多数招き大布陣の公演で稽古も大変だが、観たあとに横浜の街が違って見えるような作品にしたい」と話している。

 開催時間は2日=19時30分~、3日=18時30分~、4日=17時~。チケットは前売り=2,500円、当日=3,000円。

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