横浜美術館(横浜市西区みなとみらい、TEL 045-221-0300)は11月3日、開館18周年を記念して、イベントの開催や全展示作品の鑑賞が無料となるキャンペーンを行う。
1989年11月3日に開館した同館は、これまでコレクション展や企画展を年に7回開催し、昨年度までで延べ約1,373万人が来場。2005年に開催した日本初公開のものを含むルーブル美術館所有の絵画73点を展示した「ルーブル美術館展」では、同施設最多入場者数の約62万人を記録した。
当日は、現在開催中の企画展「シュルレアリスムと美術」や横浜美術館コレクション展が鑑賞無料となるほか、学芸員による展示作品のレクチャーやプロのカメラマンによるカメラ撮影技術のワークショップを開催する。そのほか、美術振興に役立てる目的で、閉店した額縁販売店から寄贈された「油絵額」や「色紙額」など約300点の額縁を市価の半額で販売する。
同館担当者は「これまでたくさんの方へ美術に興味を持ってもらおうと、さまざまな企画展を実施した。小学生から年配の方まで多くの方に足を運んでもらい、美術館がより身近に感じる機会を提供できたと思う。18周年を迎えられるのも市民の皆様に支えられたおかげ」と話している。
開催時間は10時~18時。