「横浜開港150周年を楽しむ会」は11月11日より、横浜市中央図書館(横浜市西区老松町)で横浜の歴史を学ぶ「よこはま都市づくりシリーズ」第2弾となる講座「横浜開港と食文化」を開講する。
「横浜開港150周年を楽しむ会」は、2009年の開港150周年に向けて横浜の歴史を学ぶ目的で市民が設立したもの。講座は、今年5月~6月にかけて開催した「都市のインフラづくり」に続いて企画された。日本人の食生活が国際化していく中で、横浜が果たした役割を考える。
1回目(11月11日)は「ペリー来航時の日米宴会合戦」と題して西川武臣さん(横浜開港資料館調査研究員)を講師に招き、日本人と西洋料理との出会いをペリー来航時の宴会を通じて学ぶ。2回目(11月25日)は「横浜開港とパン食や肉食」と題した斎藤多喜夫さん(横浜都市発展記念館調査研究員)による講座と、異国文化を取り入れて牛肉を調理した横浜発祥「牛鍋」の老舗店「荒井屋 本店」(中区曙町)に場所を移し、同店の牛肉料理を提供するイベントも開催。3回目(12月9日)は「横浜ビール事始め」と題して丹治雄一さん(神奈川県立歴史博物館学芸員)を講師に招き、明治初年に山手で始まったビール醸造とその後のビールの普及について考えるほか、キリン横浜ビアビレッジ(鶴見区)で生ビールと横浜産の食材を使用した料理が提供される。
開催時間は各回14時~16時。受講料は各回500円。飲食の料金は別途必要。飲食のみの参加も可能。問い合わせは、横浜開港150周年を楽しむ会(TEL 045-663-1034)まで。