横浜・野毛小路に10月22日、イタリア料理を中心としたメニューを提供する立ち飲みバー「ZOO（ズー）」（横浜市中区野毛、TEL 045-262-9117）がオープンした。

　店内は、1階に約7メートルのカウンターを備えるほか、2階にテーブル席15席を設ける。同店は、世界各国のビールと小皿料理がメーンのバーで、国内で10年間イタリア料理の修行を積んだ後、チュニジア共和国やブルガリア共和国で日本国大使公邸料理人として経験のある馬場利康さんがシェフを務める。

　パンやピザは自家製の生地を使用するのが特徴で、フードメニューは「女王が愛した、バジルピッツァ」（500円）やテークアウトで買いに来る人もいるという「香るガーリックトースト」（250円）などのほか、「中からチーズトロ～リメンチカツ」（780円）、「毎日食べても美味しい出し巻き卵」（450円）など約30種類を提供。ドリンクは、生ビール5種（500円～）や世界各国のビール約10種などをそろえる。客単価は2,000円。

　イタリアやスペインなどの料理をメーンとした立ち飲み形式の飲食店が人気を呼んでいる野毛地区。東京・赤坂などで料理人として経験のある馬場シェフは同エリアへの出店について、「東京では味とサービスの質の高さに気遣っていた。出店するにあたって初めて野毛に来たが、ここは入りやすく人が集まり、楽しめる空間が求められていると感じた。手ごろな価格で気軽に立ち寄れる立ち飲み形式はこのエリアに合っている」と話す。

　営業時間は18時～24時ごろ。日曜・祝日定休。

野毛大通りにスペインバル－タパスなどを立ち飲み業態で提供（ヨコハマ経済新聞）