横浜観光コンベンション・ビューローは、今年3月に全国の旅行会社や学校向けに発行したガイドブック「横浜『学習・体験』ガイド」の一般販売を開始した。

　同ガイドブックは、横浜が開港した1859年から開港150周年を迎える2009年以降までを4つの時代別テーマに分けて、工場見学や産業学習施設、体験施設をモデルコースと合わせて紹介するもの。A5版32ページで、販売部数は2,000部。

　紹介するのは、開港と同時に全国に広まったパン作りの工程を見ることができる「横浜アンパンマンこどもミュージアム」や、中華街の「横浜大世界」の点心づくり体験、横浜の貿易の中心となった生糸の歴史を学ぶ「シルク博物館」、2009年以降の未来を考える科学技術体験型ミュージアム「三菱みなとみらい技術館」など57施設。そのほか、「アイスクリーム記念碑」や「旧横浜駅プラットホーム」など史跡や遺跡、崎陽軒「シウマイ」や「ウチキパン」「横濱馬車道あいす」など横浜の伝統的な土産も紹介する。

　横浜観光コンベンション・ビューローの野村嘉彦さんは「企業や学校向けに配布していたところ、インターネットなどで情報を見た一般の方から要望を受けて今回販売することになった。子どもだけでなく、団塊世代の方の生涯学習にも役立ててもらえるのでは」と話している。

　販売は産業貿易センター観光案内所（横浜市中区山下町）と新横浜駅観光案内所（港北区篠原町）。価格は200円。

横浜『学習・体験』ガイド