ZAIM(横浜市中区日本大通)で11月23日、俳優・鈴木一功さんの一人語り「友情~ある半チョッパリとの四十五年~」が公演される。
同公演は、「保守思想家」と在日朝鮮人の45年に渡る友情関係を描いた舞台で、原作は西部邁さんの同名自伝的長篇評論。語りは演出家・蜷川幸雄さんのもとで役者として活動をスタートし、北野武監督作品など多数の映画に出演する鈴木一功さん。これまで、「表現の場を与えられていない社会的マイノリティー」を中心に、発表の場を提供してきた現代アート支援企画集団「キメラ」の第4弾企画として、劇団「レクラム舎」と協同で開催される。
横浜・ZAIMを拠点に活動する「キメラ」の羽月雅人さんは「我々がベースにしている横浜という港湾都市は世界に開かれた多様性の場所であり、『モノ』や『ヒト』が入り乱れ、ハイブリッド都市としての機能を再発見しなければいけない。今回の公演を含め、今後もさまざまなジャンルのアートを取り上げ、表現、創造性の多元化と権限の拡大を進めていきたい」と話している。
開演時間は17時。チケットは2,500円。