ZAIM(横浜市中区日本大通)で12月8日、ミャンマーの娯楽作品を集めた「第1回ミャンマー映画祭」が開催される。
同映画祭では、歴史アクション映画「謎の塑像 モージョーダゴン」(2006年・ゾウトン監督)と、父と子の絆を通して現代のミャンマーを描いた「秘密の雪」(2004年・シンヤウマウマウ監督)のミャンマー映画2本が上映される。今後、日本語字幕を入れる作業が進められている作品6本の上映が予定され、今回はその第1弾プログラムとして開催される。
企画運営するのは映画や舞台の脚本家として活躍する三井優さん。国境がインドや中国に接するミャンマーの「ミステリアスな雰囲気」に興味を持ったという映画上映経験のない三井さんが、昨年10月に手探りで開始した企画。ミャンマーと日本の国民相互の親善と交流を目的に、多様性のある同国の現状を表現した娯楽作品を上映する。
三井さんは「1人現地に渡り、監督や製作者に政府や国家推奨のものではなく、ミャンマーの人々が通常娯楽として見ている映画を日本人にも紹介したいと説得し続けた。ミャンマーの作品は、1950~60年代の日本映画界を彷彿させる生き生きとしたものばかり。言語表現の違いも興味深い」と話している。
上映は、「謎の塑像 モージョーダゴン」(日本語字幕)=14時~16時、「秘密の雪」(英語字幕)=16時30分~18時30分。入場料(2本立て)は、前売り=1,300円、当日=1,500円。