横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港)で来年1月5日、参加者が音源を持ち寄って、オーディオシステムによる音質の違いを体験できるイベント「マイ・ミュージックスタイル vol.3」が開催される。若い世代のオーディオ離れに歯止めをかけようとオーディオ業界の有志が企画した。
当日は、会場内に約10のオーディオシステムを設置して、CDやレコード、携帯音楽プレーヤー「iPod」などの音源を無料で試聴できる。高いレベルの音質を気軽に体験してもらおうと「マニア禁制」というユニークなスタイルで今年4月から都内で開催してきた。初回は約150人が来場。回を重ねるごとに規模を拡大し、今回は来場者数500人を目指す。会場には、ヘッドホンによる試聴コーナーや、同実行委員会選曲による再生コーナーなども設ける。
企画したオーディオショップ「ザ・ステレオ屋」(横浜市青葉区)の店長・黒江昌之さんは「パソコン関連のオーディオ機器の需要は伸びているが、高音質を追求するオーディオシステムの需要は減少傾向にある。デジタルプレーヤーや音楽配信は音楽を手軽で身近なものにしたが、その分音質が犠牲になっている。若い世代の方にちゃんとしたオーディオで音楽を聴き、目の覚めるような経験をしてほしい」と話す。
開催時間は11時~19時。入場無料。