シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町、TEL 045-243-9800)で12月22日より、「ファンタスティック!チェコアニメ映画祭」が開催される。主催は、チェコ人アーティストのグッズ販売やギャラリー運営などを手がけるアットアームズ(大阪市)。
同映画祭は、昨年から都内で開催されているもので、「続編」となる今年は劇場を全国12会場に拡大。1989年以前の国営時代に作られたアニメーション作品のうち日本初公開の全32作品を上映する。「ジャック&ベティ」では「アニメーションの故郷」と言われるチェコに注目して、これまで夏休みシーズンなどに独自で特集上映してきたが、映画祭は今回が初。
作品は、チェコの最年長アニメーター、ブジェチスラフ・ポヤル監督の独創性の高い人形アニメーション「小さな道化師ファンファロン」(1968年)や切り絵アニメーション・実写「ネコのお絵描き」(1960年)、世界的に評価されているアドルフ・ボルンさんが美術を担当した2Dアニメーション「鳥になった生活」(1973年)など。「アニマル」や「ナンセンス」などをテーマに4つのプログラムを上映する。
上映スケジュールは同映画祭サイトから。来年1月4日まで。