横浜駅東口の複合再開発ビル「ファーストプレイス横浜」内に12月10日、関内の人気立ち飲みバー「コトブキヤ酒店」の2号店となる「厨 KURIYA」(横浜市西区高島、TEL 045-441-6877)がオープンした。
店舗面積は37坪で、立ち飲み形式のバーカウンター約12メートルのほか、オープンキッチンのカウンター席、半個室のテーブル、中2階に設けた個室など全55席を備える。若い世代が気軽に立ち寄れる立ち飲み店がコンセプトの1号店「コトブキヤ商店」とは異なり、30代中盤以降の団塊ジュニアをターゲットに高級感と落ち着いた雰囲気を演出した。
料理は、愛媛から空輸する鮮魚の刺身(1,500円~)や、契約農家から取り寄せる有機野菜のサラダ、岩手県・花巻の白金豚のロースステーキ(2,500円、300グラム)、ワインに合わせたチーズや豚肉の日替わり薫製(150円~1,500円)などを提供する。ドリンクは、日本酒や焼酎のほか、栓を抜く時点から一切中身が空気に触れない仕組みの窒素発生装置を設置してワインを常時40種(グラス・650円~2,000円)を用意。常駐するソムリエが食事に合ったものをセレクトする。
同店を経営する「スタンド」金山伸久社長は、大手カフェチェーン店などで勤務経験の後、2003年に横浜で独立。横浜では「立ち飲みブーム」の先駆けともいえる同店は、近郊に務めるサラリーマンなどで賑にぎわっている。2号店出店について金山社長は「1号店出店から4年が経ち、今回は1番求めているものが分かる自分の年齢に合わせた層をターゲットにした。酒や食材にこだわり、価格帯は1号店より高めの設定だが、居酒屋以上の本気の和食を、割烹未満の値段で楽しんでもらいたい」と話す。
営業時間は17時~翌1時。
厨 KURIYA(ぐるなび)横浜駅東口に再開発高層ビルが完成-MM21へのアクセス向上横浜駅周辺部の再開発計画スタート!21世紀の「ハマの玄関口」はデザインできるか?(ヨコハマ経済新聞)