横浜市都市整備局は12月26日、これまでの地価動向や街づくりの歴史資料をホームページ上で公開した。
資料は、街づくりと地価の歴史をまとめた「よこはま土地案内」と、検索サイトGoogleの提供する地図検索サービス「GoogleMap」上で、詳細な地価情報が調べることが可能な「よこはまの地価GoogleMap版」の2つ。地価の決まり方、地価高騰の歴史や取り組まれてきた街づくりを知ることで、限られた財産「土地」についての関心を持ってもらおうと企画された。
「よこはま土地案内」では、1945年からの横浜を中心にした国内外の地価に関する状況をまとめた「よこはま土地案内年表」や、土地価格の基礎知識や法律、都市開発による地価の変遷などを解説する。「よこはまの地価GoogleMap版」では、サイトの地図上に表示された個所をクリックすると、その土地の住所・面積など基本情報のほか、周辺の土地利用現状、地価の推移などが表示される仕組みになっている。
都市整備局企画課長桑波田一孝さんは「価格が異なるということは、その土地の価値も違うということ。ひとつひとつの土地だけでなく、私たちが暮らす地域そのものの価値にも影響を及ぼす。貴重な資源『土地』について考えるきっかけや、街づくりに役立ててほしい」と話す。
横浜市都市整備局 横浜市の地価情報横浜市が昭和初期の地図をWEBで公開-Google Earthで表示可能(ヨコハマ経済新聞)