ヨコハマ映画祭実行委員会は12月14日、映画ファンが主催する映画祭として知られる「ヨコハマ映画祭」の開催に先駆け、2007年度の日本映画ベストテンと各個人賞を発表した。
今回のグランプリは、周防正行監督「それでもボクはやってない」が選ばれ作品賞・監督賞・主演男優賞(加瀬亮さん)の3冠を獲得した。2位は山下敦弘監督作品「天然コケッコー」、3位は平山秀幸監督作品「しゃべれども しゃべれども」。特別大賞には、ベテラン、藤村志保さんが選ばれた。そのほか、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」が新人監督賞(吉田大八監督)、主演女優賞(佐藤江梨子さん)、助演男優賞(永瀬正敏さん)、助演女優賞(永作博美さん)など5部門を獲得し、最優秀新人賞には映画「恋空」などに出演する新垣結衣さんらが選ばれた。
来年2月3日、関内ホール(横浜市中区住吉町)で表彰式と上映会が開催される。当日は 「それでもボクはやってない」「しゃべれども しゃべれども」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の3作品を上映するほか、各賞受賞者を招き表彰式も開催。入場料は、前売り=2,500円、当日=2,800円。詳細は同映画祭サイトから。
同映画祭は、映画人と映画ファンの出逢いの広場として映画ファンが自主運営する映画祭。1980年に映画好きの3人のサラリーマンが手作り開催したのが始まりで今年で29回目を迎る。