三溪園(横浜市中区本牧三之谷、TEL 045-621-0634)で1月1日~3日、三溪園の創設者・原三溪氏が自らの住まいとしていた建物「鶴翔閣」の特別公開や包丁式など新春イベントが開催される。
「鶴翔閣」は、明治時代末ごろ建築された延床面積は約960平方メートルに及ぶ木造建築。2000年の修復・整備後は貸出施設として利用されている。今回、期間中に限り特別に同各施設を開放するほか、1日には筝と尺八演奏、3日には面を付け、身振り・手振りで表現するせりふのない黙劇「神代神楽」を上演する。
2日に行う「庖丁式」は、食材に一切手を触れずに箸と包丁のみで魚や鳥をさばく伝統的な儀式。神や天皇に料理を捧げるにあたって、今から1,100年ほど前の平安時代にその作法が確立したといわれる。現在では調理に対する心構えを磨くたしなみとして、料理人の間で受け継がれている。
鶴翔閣入場時間は9時~16時。観覧は入園料のみで、大人=500円、65歳以上=300円、小学生=200円。詳細は同施設サイトから。