ZAIMで1月19日より、28人の学生が制作した写真、映像、インスタレーションなどの作品展「東京藝術大学大学院美術研究科 先端芸術表現専攻修了制作展」が開催される。
2003年に設置された先端芸術表現科修士課程は、「美術」の分野を超えた領域横断的な教育研究を目的に、広く社会に開かれた視点を持ち、多様な思想や異なった感性を持った人々とも自由にコミュニケーションできるような人材育成を目指すもの。今回開催される作品展では、表現形態にとらわれない新しい芸術分野の構築というテーマの下、4期生が2年間の制作活動の成果を発表する。
展示は、群馬青年ビエンナーレ'03で入選し、海外での展覧会にも参加する岩田とも子さんによるインスタレーション「地球停止計画『THE SCOPE』」や、これまで多数の個展開催してきた鈴木ヒラクさんによる平面作品「Bacteria Sign#4」など。
作品展示のほか、広報も担当する先端芸術表現専攻の廣瀬遥果さん(写真家)は「この学科で学び、専門分野だけではなくさまざまなジャンルを専門とする学生たちと関わる中で、対極的に物を見られるようになった。修了制作展でありながら個々の活動の集大成として私たちが出会い、切磋琢磨(せっさたくま)してきた成果を発表したい」と話している。
開催時間は12時~20時(最終日は17時まで)。1月27日まで。
東京藝術大学大学院美術研究科 先端芸術表現専攻修了制作展東京芸大大学院が万国橋会議センターに「アニメーション専攻」開設(ヨコハマ経済新聞)