日ノ出町に期間限定「実験店舗」-食をテーマにワークショップ

「SHOP あん・あん」で3月2日に開催された地元青果の活性化を目指す「よこはま青果塾」ワークショップの様子

「SHOP あん・あん」で3月2日に開催された地元青果の活性化を目指す「よこはま青果塾」ワークショップの様子

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 初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会(通称=コガネックス)は3月2日より、地域再生を目的とした実験店舗「SHOP あん・あん」(横浜市中区日ノ出町)を期間限定で展開している。「食の安全・安心」をテーマに地元職人を招いたワークショップを実施するなど、地域の環境改善を目指すほか、地元店舗をアピールする試み。

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 店舗の運営日は原則、金曜・土曜・日曜で、同エリアの小規模店舗再生に向けたワークショップや販売、試食を行う。講師には横浜中央卸売市場や、地ビール醸造「横浜ビール」(中区)、手作りジャム「磯村家のキッチンから」(中区)、手作りしょうゆ「横浜しょうゆ」(神奈川区)などから地元の職人を招き、店舗のあり方や、技を学ぶ。そのほか、地元野菜を使用したジュースや地ビールなどの販売も。

 2003年に設立された初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会は、かつて特殊飲食店が多数立地していた中区初音町、黄金町、日ノ出町周辺の生活環境改善を目的とした団体。昨年6月には横浜市立大学と協同でサテライトキャンパス「Kogane-x Lab.(コガネックス ラボ)」をオープンした。今年度は、内閣官房が取り組んでいる全国都市再生モデル調査事業の認定を受け、先導的な都市再生活動として期待されている。今回の企画も同調査事業の一環で、今年秋にはアート作品展示や期間限定ショップを展開する「黄金町バザール」も予定している。

 同実行委員会事務局の櫻井淳さんは「実験店舗は、新たな店舗出店を目指すだけでなく、このエリアに合った再生方法を探る試み。具体的な案を、実験店舗を通じて検討していきたい。また、このエリアの地域再生は、地元住民はもちろん警察とも連携がとれている全国でも珍しい例。今後も協力して環境浄化に向けてさまざまな事にチャレンジしていきたい」と話す。

 開催は4月6日まで。

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