アート・オウトノミー・ネットワーク(AAN)はZAIM(横浜市中区日本大通)で3月29日・30日、海外から専門家を招いて新しい芸術支援の形を考えるフォーラムを開催する。「ZAIMフェスタ 2008」の一環。
アーティストや全国のアートNPOの支援を行うAANは、まだ活躍の場が少ない新進作家や小規模アート組織のポートフォリオ(プレゼンテーション用作品集)を収集、アーカイブ(保管)して、国内外の美術館や画廊に紹介している。社会と芸術のより密接な関係をつくることを目的にレクチャーやワークショップなども開催し、ネットワークを広げてきた。
今回のフォーラムでは、「新しいアートアーカイブの構築を目指して」と題してアートアーカイブの役割や可能性を探り、新しい芸術支援の形を考える。併せて、アーティストによる公開プレゼンテーションも実施。国際的なキャリアを築くためのノウハウを作家、キュレーターに加え観客も含めて意見交換を行う。
ゲストには、ロンドンのアート組織「PILOT」のマシュー・プールさん(キュレーター)や、建畠晢さん(国立国際美術館館長)、天野太郎さん(横浜美術館主席学芸員)らが参加する。3月20日~30日には関連企画としてZAIMでAANやPILOTに提出されたポートフォリオの無料閲覧も実施する。
開催時間は両日ともに14時~18時。入場料は1,500円(コーヒーと菓子付き)。
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