横浜発の新たな製品をつくるプロジェクト「Creative by Yokohama」とデザイナーによるIT製品ブランド化に取り組む「Yイノベーションセンター」は3月23日より、ZAIM(横浜市中区日本大通)で若手アーティストによるユニークな製品デザイン発表会「ライフ スタイル デザインコレクション」を開催する。
同イベントは、音響機器「振動ユニット」を利用した製品開発デザインを課題に今年2月から開講してきたデザインワークショップの成果発表となるもの。「振動ユニット」はスピーカー本体を他の物体に接触させ、物体を響かせることで音を再生する「振動スピーカー」の基となる機器。ワークショップでは、ペーパークラフトやポップ広告になるスピーカーなどただ聴くだけではない独自のスピーカーデザインが多数提案された。
会場には、デザイン案の試作品を展示。期間中、18時30分より同プロジェクトに参加する高音質の「振動ユニット」を開発した音響メーカー「田口製作所」の担当者やデザイナーらが参加して、今後のプロジェクトの推進と制作について交流会を開催する。
主催するCreative by Yokohamaプロジェクト企画メンバーの岡田智博さん(クリエイティブクラスター理事長)は「ワークショップでは、音があることで暮らしの中の楽しみが増えるような意欲的で、新しい案がたくさん集まった。先駆を求める新たな世代のデザイナーと進歩する音づくり企業による『横浜だからできたコラボレーションのかたち』を体験してほしい」と話す。
開催時間は13時~21時30分。入場無料。3月25日まで。
Creative by Yokohama は、田口製作所など3企業が協働でアーティストと共に横浜発の革新的な製品制作を行うプロジェクト。独自のアイディアで製品開発する中小企業にとってそれをかたちにできる「デザイン」力が乏しいという現状から、Yイノベーションセンターのコーディネートによりデザイナーと企業を結びマーケットの開発を目指す。横浜市が推進する「創造都市横浜推進事業」の一環。
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