視覚障害の有無にかかわらず観賞できる音声ガイド付き映画上映会が4月4日、関内ホール(横浜市中区住吉町)で開催される。主催は「バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ」。
同上映会は、スクリーン映像に合わせて視覚的な情報を補う音声ガイドを、FM送信機を使って客席に送信するもの。FMラジオで解説音声を聞くことができるため、障害の有無に関係なく映画を観賞できるのが特徴。
欧米では100館以上で提供されているこのサービスは、日本ではまだ普及しておらず、シティ・ライツが2001年よりサポート活動を行っている。主に映画ファンがボランティアスタッフとして視覚障害者との映画鑑賞を通じた交流を目的に活動してきた。横浜での開催は今回が初の試みで、伊勢佐木町の映画館「横浜ニューテアトル」と「シネマ・ジャック&ベティ」が企画した。
上映作品は、宮沢りえさん主演の「父と暮らせば」(2004年・黒木和雄監督)。作品上映の前に音声ガイドに関する紹介ビデオも上映する。
開催時間は13時~15時30分。観賞無料。健常者は横浜ニューテアトル、シネマ・ジャック&ベティにて配布中の特別鑑賞券(無料)が必要。ラジオの貸し出し、会場最寄り駅からの誘導は要予約。