「第4回アフリカ開発会議」(TICAD IV)の開催を前に、西アフリカ・セネガルで初の人間国宝となったパーカッション奏者・ドゥドゥ・ニジャエ・ローズさんのコンサートが5月16日・17日、関内ホール(横浜市中区住吉町)で開催される。
77歳で現役アーティストのドゥドゥ・ニジャエ・ローズさんは、西アフリカの世襲で音楽を演奏できる特権階級家系に生まれた。幼いころから太鼓に触れ、その精密な技術は世界的に評価を得ている。現在ドゥドゥ一族200人で構成されるパーカッション・オーケストラを率い、ローリング・ストーンズの世界ツアーのステージに立つなど世界各国で演奏活動をしている。
コンサートではドゥドゥ・ニジャエ・ローズさんはじめ19人のアフリカン・パーカッション集団が来日し、「ジェンベ(杯型の太鼓)」などアフリカの伝統的な打楽器を演奏する。そのほか、横浜出身の太鼓ドラマー・ヒダノ修一さん率いる「ヒダノ修一スーパー太鼓プロジェクト」も共演。ジャンルを超えた壮大なリズムを奏でる。
開演時間は、16日=19時、17日=16時。料金は、大人=3,500円、小・中学生=1,000円。
アフリカ開発会議は、アフリカ開発をテーマとする政策フォーラム
で今年5月28日~30日に横浜で開催される。日本政府が、国連や世界銀行などと共催し、これまで1993年から5年に1回、東京で開催されてきた。東京以外での開催は、今年の横浜が初めて。2003年の第3回会議では、アフリカ諸国のほか欧米の援助国、アジア諸国や国際機関など89か国、 47機関から24人の首脳を含む1,000人以上の参加者があった。
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