新潟観光コンベンション協会は横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港)やJR桜木町駅前などで4月25日より、肥育のために摘まれたチューリップを再利用した「花絵」を制作、公開する。チューリップ球根出荷量全国1位の新潟市で市民が中心となって行っているエコ活動「にいがた花絵プロジェクト」の一環。
横浜赤レンガ1号館では4月25日、球根栽培用に摘み取られるチューリップの花首を4万本使用してアート作品を制作、完成後公開する。JR桜木町駅前では4月26日、32畳分の大きさの横浜開港150周年記念マスコットキャラクター「たねまる」をチューリップの花首12万本で描く。制作には横浜市民だけでなく新潟からも35人が参加。両会場とも29日まで展示する。そのほか、4月29日~5月6日には山手西洋館でも花首2万本を使って「花絵」を展示する予定。
同協会では、横浜赤レンガ倉庫で行う「花絵」制作の参加者を募集している。制作開始は当日9時から。参加賞として、チューリップの切花10本と花首100本、新潟市産コシヒカリ2キロを用意する。問い合わせは同協会(TEL 025-265-8000)まで。
にいがた花絵プロジェクトは「花の命の再生」や、農業支援、都市との交流などを目的に16年前にスタートした。現在では花絵に使った花首で肥料を作り、新潟の畑に送って再々利用する試みも実施されている。