世界的照明デザイナー・石井幹子さんによる照明デザインと沖縄の古典芸能を組み合わせたアートイベント「横浜あかりアーツコラボレーション2008」が6月7日、新港パーク海岸特設舞台で開催される。
3回目の開催となる今年は「ちゅら海の雅-琉球王朝の舞踊-」と題して、「琉球舞踊」を上演。会場は、普段臨港パーク近くに係留されている国土交通省の「東京湾浮体式海上防災基地」を利用した日本初の本格的「シアターシップ」。広さはテニスコート9面分ほどあり、新港パーク海岸まで移動させ、ステージと客席約800席を設ける。
出演は人間国宝・宮城能鳳さん、現代琉球舞踊を代表する谷田嘉子さんらのほか、鶴見区在住で琉球筝曲の県指定無形文化財伝統舞踊地謡保持者の名嘉ヨシ子さんなど。
石井幹子さんは、東京タワーや横浜ベイブリッジなどの都市照明や、光のパフォーマンスなどを行っている照明デザイナーで、2006年はイベントスペース「ドックヤードガーデン」で高野山・比叡山の「声明」、2007年は帆船「日本丸」の前で春日大社の「雅楽」の照明デザインを担当している。
開演時間は19時30分~21時頃。有料観覧席(全席指定)はS席=3,000円(雨天・荒天の場合は横浜能楽堂で観覧可能)、A席=2,000円(雨天・荒天の場合は払い戻し)。
浮体式海上防災基地は、地震災害時などの緊急時に、被災地にえい航していき、避難生活や復旧活動を支援する防災基地にすることを目的とした浮体式構造物。横浜に係留されている防災基地は、浮体両側面がダブルデッキとなっており、上側に大型船舶、下側に小型船舶が係留できる。
横浜あかりアーツコラボレーション2008(ヨコハマアートナビ)石井幹子デザイン事務所雅楽と石井幹子さんデザインの照明で「都市型アート」イベント(ヨコハマ経済新聞)